日曜サークル同窓会ぶらり旅実施報告

京成シティライナーで行く成宗電気軌道廃線跡探訪 
NK 記

  2010年10月24日(日)に行なったぶらり旅について簡潔に記します。

 前回9月5日のぶらり旅の頃は、猛暑がいつになったら治まるのかと思っていましたが、秋の彼岸の頃には秋は当然のようにやってきました。天気予報はいつも気になるところですが、曇天でありながら、日中はなんとか天気がもちそうです。

 筆者は当初京成シティライナー87号に日暮里から乗車する予定でしたが、自宅を11時半に出ることができたため、始発の京成上野から乗車することにしました。新高円寺から新宿まで東京メトロ丸ノ内線、新宿西口から都営大江戸線に乗り換え上野御徒町で下車。中央通り地下通路を約440m歩き京成上野駅へ向かいます。この地下通路には店舗の類がまったくないため、通行人がほとんどおらず、たまたま地元の商店会の方とおぼしき二人のおじさんが「なんとも無駄なものをつくってしまったねえ」という趣旨の立ち話をしていました。筆者はこの地下通路を初めて通行したのですが、京成上野駅は思ったより遠く、確かに無理して地下でつなぐ必要があったのかという気がしました。京成上野はJR上野駅からの連絡が不便だと言われていますが、この地下通路経由よりははるかに近いでしょう。

 さて、券売機でシティライナーの特急券を求めようとしたところ、券売機のLED表示にスカイライナーがあってもシティライナーがありません。左隣の窓口で訊ねたところ、シティライナーの特急券は券売機では買えないとのこと。ネット上ではシティライナーの乗車率が芳しくないとの評判ですが、京成はわざと利用させないようにしているのでは、と勘ぐってしまいます。成田スカイアクセス線開業時に本来廃止したかったが、京成船橋駅利用者とのからみで京成本線経由の有料特急をシティライナーとして残した。しかし、積極的な宣伝はあえて行わず、利用率がふるわないため廃止、と持っていこうとしているのではないでしょうか。駅においてあるスカイライナー時刻表でも、シティライナーは文字を小さくして掲載しています。

 地下ホーム3・4番線ホームのベンチで昼食用のパンを食べていたところ、MDさんが登場、4号車に乗車とのこと。私は3号車なので、京成成田で再度合流することにしました。折返しシティライナー87号になるAE100形が3番線に入線、車内清掃を行うのでしばらくお待ちくださいとのアナウンスがありました。車内に入ると、筆者の乗る3号車には自分を含めて3名しか乗車していません。まさに空気輸送です。

 もと京成の花形特急だけあって、影が薄くなったとはいえAE100形の乗り心地はよく、座席には読書灯も備えられています。京成本線の上野から青砥までの線形の悪さはよく知られていますが、その先も京成成田まで実にカーブの多い路線です。なお、京成成田までの停車駅は日暮里、青砥、船橋となっております。

 13時51分に京成成田に到着、KMさん、MKさんと合流、参加者は合計4名となりました。KMさんは空港第2ビル駅で当サークルのTYさんと遭遇したそうですが、氏は自分の行程で乗り歩きを楽しまれるので本日のぶらり旅には来ないとのこと。

 14時00分に京成成田駅から散策に出発、まずは高架脇にある栗山公園を目指します。筆者は本日の主目的である成宗電気軌道廃線跡探検を平成4年にも行ったことがありましたが、その際はこの公園の存在に全く気づかず、今回が初訪問となりました。公園は地形の関係で高架橋がおそろしく高い京成線の線路脇にあり、D51609が屋根の下に大変に状態よく保存されていました。また、下回りはないながら、倉庫として利用されているらしいワム75626も置かれていました。園内にはゲージ300ミリほどと思われるミニSLの線路が一周敷かれていましたが、肝心の運転日が年数回しかありません。

 公園を辞し、「電車道」の標識がある成宗電気軌道廃線跡を進みます。のちに社名を成田電気軌道、そして成田鉄道と改称し、昭和19年には戦時下における不要不急路線として廃止されました。帰ってから気づいたのですが、会社は昭和31年に千葉交通と改称し、今も地元のバス会社として存続しています。  廃線跡の途中に2箇所トンネルがあり、複線だったため、片道1車線ずつの道路に転用されています。最初の短いトンネルを抜けた右手に「成田幼稚園バス停留所」と書かれた待合室があり、ここが「幼稚園下」駅の跡地と考えられます。

 次に長めのトンネルをくぐり、しばらく道なりに歩いていくと、左側に信徒会館の建物があり、成田山門前のバス停があります。成田山新勝寺前の道路とのT字路になります。その手前が「不動尊」駅跡地ということになります。平成4年時点では、道路に大きな屋根がかぶさっており、いかにも駅の遺構のように思いましたが、残念ながら確証がありません。今はこの大屋根もなく、ただの道路になっています。

 これからJR成田駅まで表参道(参拝・観光客にとってのメインルート)を歩いて戻りますが、新勝寺にもお参りすることにしました。石段を上がったところでは、線香の煙を体に寄せている人の姿が見えました。浅草寺などでよく見かける光景です。賽銭箱に四十円(KMさんによると、四十五円、すなわち始終ご縁がありますように、を投げ入れるのがいいらしい)を投げ入れてきました。

 JR成田駅西口からは千葉交通の成田湯川駅行に乗車、15分ほどで成田湯川駅に到着しました。開業から約3ヶ月経過していますが、駅前に開発の気配は全くなく、千葉交通バスの折返し駐泊施設のようなものがありました。どうやら元々は千葉交通の営業所であったところのようです。地面が舗装されていないため、バスが転回するたびにものすごい砂埃が発生していました。

 成田湯川駅に停車する電車は40分間隔で、覚えにくく、利便性もいまひとつという気がします。

16時10分発羽田空港行で帰路につくため、16時前にホームに上がりました。いわゆる新幹線形の待避線がある構造で、新型AE車は160km/hで待避線を通過します。東京付近では新幹線もスピードをあまり出さないため、非常に速く感じます。

 上りホームにやってきたのは京急600形であり、車端部のクロスシートに座りました。曇りがちの天候からついに雨が本格的に降り出しました。

 本日の歩数は5,903歩、歩行距離3.541km、歩行時間52分、216.9kcalの消費となり、いつもより少なめになりました。

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