日曜サークル同窓会ぶらり旅実施報告

川崎循環線と臨海地区探訪 後編
NK 記

 2010年1月24日実施の前編に引き続いて、続きとなる後編の様子を報告します。

 筆者は2月28日(日)、待ち合わせ場所へ向かう途中、銀座線が新橋へ着く直前に「津波警報発令のため、東海道線は運転見合わせ中」とのアナウンスがありました。そこで山手線から浜松町で京浜東北線に乗り継ぎました。ちょうど車窓に12時30分発のぞみ29号博多行(東海道区間での500系の最終営業列車)が並走していました。座席は満員でドアのところに立っている人もいました。

 京浜東北線は大船行だったのですが、途中で車内アナウンスが入り、桜木町行に変更するとのこと。そのほか、鶴見線、南武線、横須賀線、内房線、外房線などに運転見合わせが発生していました。

 午後1時15分川崎駅地下街アゼリアのバスインフォメーションセンター前(JRの改札を出て東口へ、地下街のエスカレータを下りたところ)に集合しました。今回はONさん、SSさん、TYさん、NK(筆者)、MDさん、MKさんの6名参加となりました。津波の対応をどうしようか考えながら着いたのですが、ONさんの「バスが動いていればとりあえず塩浜まで行ってみよう」という意見を聞き、予定通り進めることにしました。筆者は一週間ほど前から天気のことばかり考えており、雨の場合の代替案に従って横浜市電保存館に行くことになるのではないかと心配していました。結果として、天候は回復し、夕方には晴れ間も見えていました。しかしながら、気象庁の警報が過剰対応だったとはいえ、地球の反対側の事象がぶらり旅に影響を及ぼすとは全く想定外のことです。

 インフォメーションのすぐ後ろのステージでは葛城ユキのミニコンサートが行なわれていました。自動販売機で川崎市営バスの一日乗車券(400円)を購入し、20番のりばから、1時25分発川崎市営バス川10系統で塩浜へ向かいました。

 このバスは途中まで川崎市営トロリーバスのルートをなぞって走るバスで、今日の行程はここまでこだわっております。

 塩浜のバス停を下りたところにポプラというコンビニがあり、この敷地が塩浜駅のあった場所です。ここで前回のぶらり旅とルートがつながりました。今日は塩浜〜池上新田〜桜橋まで川崎市電の廃線跡に沿って徒歩で移動します。

 乗ってきたバスのルートに沿って戻るような形で歩き始めました。ローソンを過ぎ、汐留橋(かつての停留所があったところ、港区の汐留ではない)の所までやってきました。運河があり海とつながっていますが、津波の気配は全くなく水面は穏やかな様子でした。川崎ゴルフセンターの辺りから駐車場になっているスペースが帯状に続いており、廃線跡であることを窺わせます。雨が上がったばかりで水溜りが方々にできており、一箇所どうしても歩けない場所があり、迂回を強いられながらも先へ進みました。途中、神奈川臨海鉄道水江線と交差しました。この線は現在休止状態ですが、月に一度程度試験走行を行い最低限度の施設管理をしています。やがて線路跡は右にカーブしていきますが、カーブの途中が入江崎の停留所があったところとなります。

 さらに進むと、東海道貨物線の高架線と交差、緑道が現われ、これが廃線跡になります。またも大きな水溜りがあり、苦労して通過、ヤマザキデイリーストアのコンビニの裏に出ました。ここには大型トラックが立ち寄ってもらえるように大型の駐車場が用意されていました。

 産業道路と首都高横羽線の高架が前方に現われ、廃線跡が道路の反対側に移ります。ここが市営トロリーバスと平面交差していた地点になります。池上新田公園内、ガソリンスタンドの塀に沿ったところが池上新田の停留所跡で、路線短縮後の終点となっていたところです。

 さらにバス停一つ分進み、桜本のバス停に到着、臨港バス「桜本駅前」の表示がありました。ただし、現在は臨港バスの路線設定はありません。

 もうひとつ先のバス停桜橋のあたりで産業道路を横断、桜川公園で川崎市電の保存車を見学しました。かつては格納庫の中から拝むしかなかったのですが、柵の外からとは言え、全景が見られるようになりました。

 産業道路に戻り桜橋バス停からJFE前まで川崎市営バス川40系統に乗車しました。ここは浜川崎駅に近い場所ですが、臨港バスの浜川崎営業所があることに気づきました。

 陸橋の上から南武支線のホームを見下ろしていましたが、電車が発車する気配がありません。津波警報のため抑止されているのは承知していましたが、その後の情報がなかったので、抑止解除されているのかが伺えません。時折お客さんがホームにやってきますが、乗務員が何やら手振りを交えて説明すると、お客さんは出て行ってしまいます。どうやらまだ運転再開されていないようです。

 浜川崎のホームまでやってきてはじめて、まだ運転再開されていないことがわかりました(午後6時頃抑止解除された模様)。 JFE前の折返し所から再び川崎市営バス川40系統に乗り、川崎駅ですべての行程を終了しました。

 本日は、鶴見線、南武支線が昼前から夕方まで完全ストップするという異常な状況(かつて国鉄時代のストライキ以来ではないかと思われます)の中で、バスが正常運行していたため、予定通りのぶらり旅を何とか行なうことができました。

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